理科準備室  5.地 学 関 連

 :覚えられるかどうかがポイントです。

1.地層・岩石


@岩 石
 1)火成岩
 ・火山岩〜地表近くで急速に固まる。はん状組織(結晶が不揃い)。
 ・深成岩〜地下深くでゆっくりと固まる。等粒状組織(結晶の大きさが均等)。

 2)たい積岩
 ・レキ岩
 ・サ 岩〜砂が固まったもの。
 ・デイ岩
 ・ギョウカイ岩〜火山灰が固まったもの。火山活動の痕跡。
 ・セッカイ岩


A地 層
 地層の重なり・古さの順番、整合・不整合、断層などがキーワード。
 (図と関連づけて覚えてください。)



2.地 震

・初期微動
:地震の始めのほうの小さなゆれのことです。P波によって起こります。

・主要動
:地震の本格的なゆれのことです。S波によって起こります。

〜P波は速く、S波は遅い波です。
 そのため、初期微動と主要動とでは、通常時間差があります。
 この時間差が大きければ、震源からは遠いということになります。


・震度の定義
:ゆれの程度を表します。一つの地震においても地域によって、さまざまな数値になります。

・マグニチュードの定義
:地震そのもの(エネルギー)の大きさを表します。
 ですから、一つの地震においては、一つの数値しかありません。

・グラフから波の速さや震源地から(まで)の距離を求める。
:数学の速度の計算と同じことです。



3.天 体

・太陽系内の並び順
:いわゆる、水金地火木土天海冥。
〜太陽のように、自らが光り輝いている星を恒星、そのまわりを回っているものを惑星と呼びます。

・自転と公転
:地球を例にとると、自転は1周約24時間、公転は1周約365日。

〜太陽や星が動いているように見えるのは、地球が自転しているため。
 よって、1時間に約15°動く。(360°÷24)

〜季節によって、見える星座が変わったりするのは、地球が公転しているため。
 よって、1日に約1°ずつずれていく。(360°÷365)


・南中の定義
:天体が真南にくることで、1日の中では最も高度が高い。

・季節による太陽高度(特に南中高度)の違い(夏至、冬至、春分と秋分)
:1年の中では、夏至が最も高く、冬至が最も低い。
 春分と秋分では、その中間。

〜あくまで、日本において、ということです。


・透明半球(方角の読み取りを含む)
:透明半球と呼ばれるものに、太陽の軌跡が描いてあり、それから方角を読み取るという問題がよく出ます。 南中つまり一番高い所にあるときには南に偏っています。その反対の方角は当然、北になります。(図を見て、確認しておいてください。)

・季節による星座の違い
:とりあえず、オリオン座は冬と覚えておいてください。



4.天 気

・飽和水蒸気量、湿度
:1mの空気中に含まれることのできる最大限の水分量を飽和水蒸気量と呼びます。
 そのときの水蒸気量÷飽和水蒸気量×100で、湿度(%)を求めます。

※飽和水蒸気量は、気温が高いと大きくなります。
 ですから、同じ湿度であっても、気温が違えば、空気中の水分量も違います。


・寒冷前線
:進んできた寒気が暖気の下にもぐりこんだ状態で、はげしいにわか雨が特徴。
 寒冷前線通過後は気温が下がります。

・温暖前線
:進んできた暖気が寒気の上にのっかっていく状態で、しとしとと雨が降るのが特徴。
 温暖前線通過後は気温が上がります。


・気圧配置(夏、冬、春と秋、梅雨)
:小笠原気団(太平洋高気圧)があれば、夏。
:シベリア気団、縦(南北)方向で密になった等圧線、西高東低などの特徴があれば、冬。
:停滞前線が日本列島にかかっていれば、梅雨。
:それら以外は、春か秋。

・天気図を並べる
:天気図が何枚かあり、順番に並べるというタイプの問題では、たいがい目立つ低気圧があります。それは、左下から右上に向かって、移動していきますので、ヒントになります。


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