4.式の展開

 式の展開は、覚えることは1つだけです。一応、公式もありますけど・・・。

(@+A)(B+C)だとしたら、地道に
 @×B + @×C + A×B + A×C
として、あとは足したり引いたりするだけです。

(X−2)(3X+5) ならば、
 3X+5X−6X−10 となり、
 3X−X−10 が答えです。

(X−6) ならば、
(X−6)(X−6) とすれば、いつも通りです。

(X−6) ならば、
{(X−6)(X−6)}(X−6) として、
(X−12X+36)(X−6)
X−6X−12X+72X+36X−216
X−18X+108X−216
のようにすればOKです。もっとも、3乗なんてあまりでませんけど。

(X−6)(X+2)−(X+4)(X−4) ならば、
(     )−(     ) のように準備して、
(X−6)(X+2)(X+4)(X−4)
それぞれ、余白で計算してから、( )内に書きこみます。
(X−4X−12)−(X−16)
続いて、( )をはずして計算します。
X−4X−12−X+16  
−4X+4 が答えになります。


 地道にやることをいやがらない、それにつきます。もちろん、こんなの面倒くさいから、公式を覚えてサクサクやりたいというのでもかまいません。 


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