3.文字式
数学の勉強部屋
文字式では、気をつけたいパターンが2つあります。
その1
のようなタイプです。この場合、必ずと言ってよい位、引き算で後ろの分数の分子にもマイナスがあるのが特徴です。
「マイナスの計算は慎重に」でしたよね。(あと、これはあくまで計算ですから、方程式のように分数を解消することはできません。ご注意を。)
まず、分子に( )をつけます。これによって、いろいろなミスが防げます。面倒がらずに、クセづけしましょう。
続いて、通分をします。(分数の足し算・引き算では、大前提ですね。)
ここで、すぐに( )をはずしても良いのですが、以下のようにワンクッション入れると見やすくなります。見やすいとその分ミスも減ります。
あとは、( )をはずして、足したり引いたりするだけです。(最後まで、気を抜かないように!)
答え
※この場合、4と6だけ見れば、約分できそうですが、Xと4と6の3つ同時でなければ約分することはできません。念のため。
(ばらして、部分的に約分することは可能ですが、そこまでする必要はありません。)
その2
(−3ab)2÷(−4a4b)×2a
というタイプも注意が必要です。
とりあえず、次のようにします。
最初の( )の2乗、割り算を分数に、ということだけです。
9a2b2×2a |
―――――――――― |
−4a4b |
分数ですから、約分ができたら約分をします。
文字の累乗は、ばらすと約分しやすくなります。
※分子は、全体でプラス。分母は、全体でマイナスですから、答えはマイナスになります。結果のところに、−をすぐに書いておけば、あとは±を気にせずに計算できます。
9×a×a×b×b×2×a |
−4×a×a×a×a×b |
答え
要は、いかにミスをしないようにするか、ということです。途中式を丁寧に書くことは、かなり有効です。
ただ、書かなくてもミスをしない人は、わざわざこのようにする必要はないですけど。
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