2.正負の数

 ここでは、細かいことは説明しません。マイナスとマイナスをかけたらプラスになるなんて、今さら言わなくても大丈夫ですよね。

 入試の時などに、わからない問題が出て解けなかったとしても、ある意味しょうがないことだと思います。しかし、解けるはずの問題を、計算ミスで失ってしまうのは、避けたいものです。
 その場合ポイントになるのが、マイナスの取り扱いです。おそらく、計算ミスが一番起こりうるのが、マイナスがからんでいる部分だからです。しかし、特効薬はありません。とにかく「マイナスの計算は慎重に」ということを心がけるようにしてください。
 私自身、正負の数では、まず答えがプラスになるのか、マイナスになるのかということを考えます。符号だけで先に計算して、+とか−をとにかく答えに書いてから、数字や文字の計算に取りかかります。(最後の最後まで符号がどちらになるのかわからない場合もありますけど。)

 細かいことを一つ。2乗や3乗の場合ですが、( )の右上に2乗や3乗がある場合には( )の中全部が2乗や3乗の対象になります。符号がついている時には、符号も2乗や3乗しなければなりません。( )がない場合には、直前の文字なり数字なりが対象になります。この時、符号はそのままです。

 「マイナスを制するものは、受験を制す。」(自作自演の標語ですけど・・・^^;)


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