7.連立方程式

 連立方程式で考えることは、1つだけです。それは、「文字を1つに減らす」ということです。文字が1つになれば、それはもう1次方程式ですから。

 では、具体的に問題を解いていってみましょう。

{2X+3Y=1を解きなさい。
3X−5Y=11


考えることは、「文字を1つに減らす」ことでしたよね。
{2X+3Y=1 ・・・@とすると、
3X−5Y=11・・・A

@×3−A×2 ならば、Xが消せますし、
@×5+A×3 ならば、Yが消せます。

@×3−A×2 ここでは、こちらでやってみます。
6X+ 9Y
)6X−10Y 22
19Y−19→文字が1つ(1次方程式)になっています。
−1・・・B

Bを@に代入します。これも、文字を減らすためです。
 2X+3×(−1)=1 →文字が1つ(1次方程式)になっています。
 2X−3=1 
 X=2  答え:X=2、Y=−1

どうでしたか?
文字を減らす→1次方程式→文字を減らす→1次方程式
これの繰り返しでしたね。

文字を減らす方法としては、
{5X+2Y=9のような場合には、
Y=3X−1

  5X+2(3X−1)=9 としたり、

{Y=2X−1のような場合には、
Y=−X+2

  2X−1=−X+2 とすることもできます。

特に、一番下の方法は、関数の交点の座標で、よく使うパターンです。

「連立も、文字を減らせば、1次方程式(字余り)」


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