3.社会人受験生 成功への三大ポイント
(1)経 済 面
社会人受験生にとって、経済面の問題というのは、切り離せないものがあると思います。
ここでは、受験期・入学時・入学後から卒業まで、に分けて書いています。
ただ、置かれている状況(一人暮しなのか、家族と生活しているのか、貯金の額)などによって、大きく変わってくるものであるのは、言うまでもありません。
※具体的な金額については、ご自分の状況に応じて、各自計算(概算でOK)していただければと思います。
@受 験 期
<かかる費用>
・月々の生活費
・願書準備の雑費:健康診断書の作成も数が多くなると、結構かさみます。
・学習費:参考書や問題集代(予備校に通う場合は、その費用も)、模擬試験代など。
・受験料:1校あたり、2〜3万円程度かかると考えておくと無難です。
※公立などは、これよりも、かなり安いものですが。
※募集要項・願書や過去問にも、入手にお金がかかることもあります。
・その他:受験期には、風邪などもひきやすいため、医療費がかかることも考えておきましょう。
A入 学 時
<かかる費用>
もちろん、入学にかかる諸経費が中心になります。
・学費(入学金、授業料、諸経費など):これは事前にわかるはずです。
・教科書代:学校によって異なりますが、最低でも5〜10万円は、覚悟しておいてください。
※卒業までに必要な教科書を、一括購入することが多くありますので。
・制服代、ユニフォーム代など:必要ない学校もありますが。
・手続き金:手続き日の関係で、第二志望以下の学校に払ったお金が、言わば掛け捨て保険代のような感じになることがあります。
・引越し代:学校や勤務病院が決まった場合、それから必要になることがあります。
・その他:入学式用にスーツなどを新調する場合など。文房具代も必要になります。
<費用の工面>
貯金からや、親が出してくれる以外の場合を書いてみます。
・病院の奨学金
:勤務先の病院からの奨学金を利用する場合です。
この場合、学校に関する費用を全て肩代わりしてもらえることがあります。
(月々いくらという形の奨学金という場合もありますが。)
・進学ローンの利用
:国や銀行などの進学ローンが使えることもあります。
※借り入れ可能かどうか、事前に確認しておく必要はあります。
ただ、これらは、あくまで、借りたお金ということになりますから、利用するかどうかは、くれぐれも慎重に、ご検討ください。
なお、この項について、詳しくは、Q&A(3)奨学金をご覧下さい。
B入学後から卒業まで
<かかる費用>
・月々の生活費
※一人暮しの方は、(学校や病院の)寮に入ると家賃などの負担は、楽にはなります。
・交通費:各種学校扱いの所では、通学定期が適用にならない学校もあるようです。
※実習病院までの交通費が必要になる場合もあります。
・学校での食事の費用:半日授業の学校などは、あまり必要ないかもしれませんが。
※お弁当やカップめん持参で、節約している方もいます。
※保温できる水筒に、紅茶やコーヒーを入れて持っていくのもいいと思います。
・月々の積みたて:修学旅行や謝恩会、卒業アルバムの費用など。
※これは、ない場合もあります。
・授業料:入学時に納入した分、以降のものです。
・参考書代:教科書だけでは、足りない場合があるので。
※個人的には、病院実習が始まってから、必要度が増しました。
※学生間で、打ち合せて、分担して購入して、貸し借りしあうのも、いいかもしれません。
・その他:個人的には、実習帰りの飲み代が、結構かかりました。^^;
※学割を上手に使いましょう。(^^ゞ
<収入について>
・給料:勤務している場合は、当然これがありますよね。
※学生の場合は、時間数も少ないので、十分な額とは、ならない場合も多いのですが。
※月々、病院からの奨学金を受取るという形にしてあると、給料とは、別扱いで入ってきます。
(給料と合算した額が、振り込まれることもありますが。)
・育英会の奨学金:厳密には収入では、ないのかもしれませんが。
※入学後、少しした頃に、学校から説明があると思います。
・自治体の奨学金:育英会のものと同じようなものと、お考えください。
※その自治体内の病院などで、一定年数勤務すると返済免除になるものもあります。
※レギュラーコースでのアルバイト
:授業の終わった後の時間を使って、アルバイトすることは、可能だと思います。
ただ、実習が始まってくると、正直、続けることはかなり厳しくなります。
アルバイト先としては、コンビニやファーストフードなど、時間が割と自由になるものが、無難かもしれません。
おすすめはしませんが・・・。
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