6.Q&A  (2)情報収集の方法

Q:ガイドブック以外で、入試情報を集める方法を教えてください。
  特に、過去問が手に入らない場合は、どうすればいいでしょうか?


A:

 まず、過去問が手に入らない場合についてです。

@電話等で問い合わせる。

 非公開であっても、大雑把な傾向(中学レベルの問題しか出ていない、選択問題が多い、etc)ならば、教えてもらえる場合があります。

 これは、電話で応対してくれる人が、どれほど親切なのかということに、かかっていますので、うまくいかないくても、がっかりしないでください。


A入学説明会があれば、出席しその場で質問する。

 細かいところまでは、わからないかもしれませんが、@くらいの大雑把な傾向は、つかめると思います。

 要は、どこまで、こちらが追及できるか、ということにかかっているかもしれません。


B在校生に聞いてみる。

 これは、その相手が、どの程度記憶しているかに、かかっていますが、場合によっては、かなり詳細なことまで、わかるかもしれません。

etc この他にもいろいろと方法はあると思います。
(うまくいかないものを結構あるでしょうけれど。)

この中で、在校生に聞くというのが一番良い方法だと思います。

なにしろ、相手は受験の経験者、しかも成功した人なんですから。

ついでに、勉強方法や学校生活についても聞きたいところです。



 でも、「そんな知り合いはいない」という人。あきらめないでください。

 方法はあります。

 下校時、校門の前で、在校生に声をかけてみてください。

「来年、ここを受験したいと思っているんですけど・・・。」とでも言えば、必ず応えてくれる人はいます。

 百発百中とは限りませんが。

 このとき、「どなたかいませんか。」という感じで不特定多数への呼びかけはしない方が無難です。

 特定の誰かに目標を定めて声をかけてみてください。

(ナンパ講座か、これは。^^;)

 ただ、しつこくならないように気をつけてください。

 また、登校時は急いでいる人が多いので、やめましょう。


「そんな勇気はない」という方、まだ方法はあります。

 電話での問い合わせの際に「どなたか、在校生の方を紹介してもらえないでしょうか」とお願いしてみてください。

 これで、うまくいく場合もあります。

 成功確率がどれ位かは、わかりませんけれど。

(これ以上のことは、申し訳ありませんが、ご自分で考えてみてください。)


 こう書いていると、学生の多くいる病院に勤めている人は、情報収集という面では、非常に有利だなと改めて感じました。




 看護学校のことに限らないのですが、社会人受験ということでは、「エグゼクティブ(ダイヤモンド社)」という月刊誌は、参考になると思います。

 だいたい、500〜600円くらいです。



ここからは、ネット上での、情報収集について書いてみます。

ご注意!
ネットデビューまもない方に向けた内容ですので、
もう十分に慣れている方は、読む必要はないと思います。^^;

1.ホームページ
1)Yahooのディレクトリから
 Yahooのトップページから「健康と医学」→「看護」とたどると、看護関連のページが見つかります。

 さらに、「看護婦・看護士」に行くと、当ページやなるかんさんのページなどが、現れます。

「看護学生」というところから、探すこともできます。

 また、看護学校は、あくまで学校ですから、やはりトップページの「進学」から大学や専門学校へとたどっていくのも一つの方法です。

 ただ、准看護学校や進学コースの情報は、残念ながら、あまりありません。


2)検索を行う
 検索エンジンで、検索を行います。

 キーワードの一番目としては、看護、看護学校、看護婦、などが考えられますが、いくつかの言葉を組み合わせてみるとよいと思います。

 効率は、あまりよくないと思いますが、粘り強く、試行錯誤しているとお宝もまれに見つかります。

※すでに、知りたい項目が限定されている場合には、なるかんさんのページで、検索するのが、一番効率がいいようです。


3)リンクをたどる
 各看護関連のページには、たいがい他の関連ページへのリンクがありますから、それをたどるのも一つの方法です。


4)結論
 レギュラーコースや短大・大学の情報は、わりと見つかります。

 なるかんさんのページ・看護協会・東京アカデミーなどが代表例です。

 准看護学校や進学コースの個別なことについては、ガイドブックをまず購入したほうがよいと思います。

 探しても、役立つ情報には、なかなかたどり着けません。




2.掲示板で質問する
 注意するポイントは、「掲示板に行く前に」にも少し書きましたが、あらためて書いてみます。

 まず、そのページの内容に、目を通します。

 作者が、すでに、書いてくれている場合も、結構ありますので。

 次に、ガイドブックなどで、確認をしておきます。

 学校の所在地や受験科目などについては、かなりわかるはずです。

 また、直接電話などで、問い合わせればすむことを、ネット上で質問するのは、本来おかしいことだと思います。

 最低限、ここまでは、自分で情報収集を行いましょう。


 そして、それでもわからないことについては、質問を書き込みます。
 
※回答を書き込んでくれる人も、たいていは、努力して、その情報を入手したはずです。

 ですから、こちら側も、それなりに努力をしないで質問するというのは、失礼にあたるような気がします。


 書き込む内容については、できる範囲で、細かいところまで、あなたの情報を提供するほうが、回答もしやすくなります。

 (この場合、詳細な住所・電話番号・本名などは、書き込まないほうが良いでしょう。)



 質問内容については、できるだけ絞り込んで、なおかつ具体的なもののほうが、回答しやすいものになります。

 よく「なんでもよいので」という質問を見かけますが、特に何を知りたいのかという例を2、3書いておいたほうがいいでしょう。

 広すぎる、漠然とした、質問って、意外とレスをつけにくいものです。


 さらに、これを聞いてどうするのだろうという質問も避けましょう。

 具体的には、「今からで間に合うでしょうか。」などが、それにあたります。

 これは、時期的な問題と年齢的な問題とがあるのでしょうが、

 もし、「間に合いません」というレスがついたら、あきらめるのでしょうか?

 また、勉強が間に合うかどうかなどということは、そもそもわかりません。

 受験校のレベル、受験科目数、現在の学力、これから勉強にかけられる時間がどれほどあるのか、熱意はどれほどあるのか、etcによって、 変わってくるからです。

 しかも、会ったことさえない人のことが、そこまでわかるのは至難の技だと思いませんか。

 もともと、間に合うかどうかという問題は、間に合わせるかどうか、という問題だという気がします。



 書き込んだら、こまめにレスがあるかどうか、チェックするようにしましょう。

 そして、レスがついていたら、必ず、お礼は書きましょう。仮に、聞きたかった内容とは、違っても、善意で書き込んでくれたものですから、応える義務はあると思います。

 回答を読んで、頭の中で「ありがとうございます」と思ったところで、相手には、全然伝わりません。

 そのことは、忘れないようにしましょう。


 何の反応もないと、回答を書き込んだ方は、
「見てないのかな→知りたいから質問したんじゃないの→だったら、見に来ないのはなぜ?」
「書き方が悪かったのかな→だったら、そうレスで教えてくれれば、書きなおすのに。」
 などと考えてしまいます。


「見ているけれど、返事は書かない」なんてことが、あるとは考えたくないからです。

 もし、そのようなことが度重なると、ついには、知っていることがあっても、回答を書き込もうとはしなくなるでしょう。

 また、掲示板を見ている他の人も、同じことを思うかもしれません。

 せっかく、レスをつけても無視されるのなら、わざわざ情報を提供しようとはしなくなります。

 典型的な悪循環ということになります。

 迷惑をこうむるのは、これから、質問を書き込もうとする人たちです。


 そうならないように、気をつけましょう。

 とは言っても、日常生活と同じようにすれば、いいだけです。

 普通、何かをしてもらったら、お礼を言いますよね、そういうことです。




3.メールで質問する
 これは、基本的には、掲示板で質問するのと同じです。

 ただ、ホームページの作者のところには、他の人からもメールが来ている場合がありますから、返事が来るまでに時間がかかることがありますので、その点は、覚悟はしておきましょう。

 また、返事が来たら、届いたことを知らせる意味とお礼の意味から、簡単でよいので、再度メールを出しましょう。

 そうしておけば、次に質問する際にも、スムーズにいくことと思います。




4.最後に
 パソコンを介していますが、なんらかの回答をしてくれているのは、「人」です。

 そのことは、頭において置きましょう。

 そして、あなたが、費用などを払っていないかぎり、回答する義務はないはずの「人」です。

 ですから、好意を持ってしてくれているはずです。

 その好意には、好意を持って応えるようにしましょう。

 くれぐれも、水を差さないようにしましょう。(^^ゞ



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