裏ページ ポチものがたり

9.番外編:ドクターじゃないんだけれど

看護士というのは、一般の方には、なかなか、わかりにくいもののようです。

ポチも、時折、「看護士って、何をする人なの?」なんて、聞かれてしまいます。

何をするって、まじめに聞かれてもねェ・・^^;

と言うわけで、実習の際にも、いろいろと勘違いが、生じてしまうのも、無理はないんでしょうね。

ここでは、そういうことについて書いてみます。
(お姉さまは、登場しませんが・・・。)




ポチの学校での、実習着は「ケーシースタイル」と呼ばれるものでした。

ケーシースタイルの説明は、省略ということで・・^^;

(ポチ's データ:ポチは面倒くさいことが苦手)

ただ、ドクターに間違えられやすいとだけ、覚えておいてください。


File1

90歳をこえる患者さんを受け持ったとき、足の爪を切っていたのですが、ちょっと、汚れが目立つ感じでした。

清拭(タオルなどで、体を拭くこと)だけでは、不十分になることがあるんですよね・・。

そこで、「足浴」を行うことにしました。

足をしばらく、お湯に浸していると、結構、垢が浮いてくるんですよね。

それから、指と指との間などを丁寧に拭いていくことになります。

「足浴」は、割と体もあったまってくるし、ちょっとした入浴気分も味わえるスグレものです。


当然、足元を見ていることになってくるのですが、患者さんが、何かをしゃべっているのが、聞こえてきました。

話しかけているというより、独り言に近い感じでした。


耳を澄ませていると、聞こえてきたのは、
「ああ、もったいない、先生に、足を洗ってもらうなんて・・。」


「そんなことは、ないですよ」と言おうと思って顔をあげたら、
患者さんが・・・・


手を合わせているんですよね。^^;


ポ:「お願いだから、拝まんでくれーー(T_T)」
 (注 心の叫び)

<P.S>
このときは、お湯の中に、ゆずエキスをたらして、ちょっとした「ゆず湯」気分を・・なんて思っていたのですが、

ポ:「何か、匂いがしませんか?」
患:「今、鼻がつまっていて・・」
ポ:「・・・・・・(はぁ)」

(ポチ's データ:ポチの知恵は、浅知恵)


File2

通常、病棟とリハビリ室というのは、離れています。

そのため、リハビリが必要な患者さんの場合、リハ室に移送する場合があります。

その日も、患者さんをリハ室に移送し、すぐに、病棟に戻ってきました。

そこで、猛スピードで、ベッドメーキングを終わらせ、リハ室へと戻ろうとしました。
(リハビリの進み具合を確認するために)

で、エレベーターに乗りこんだ時、
中にいた、一人の男性と目が合いました。

その瞬間、その男性は、パンフレットのようなものを差し出すと同時に、話しかけてきました。

「先生!我が社の新製品です。」

胸には、○○看護学校と書いたプレートを付けているのに・・。

「先生!今度の製品はですね、新しい機能が・・」

プレートを付けているのに・・。
プレートを付けているのに・・。
プレートを付けているのに・・。

ポ:「学生に売りこんで、どないすんじゃーー(T_T)」
 (注 心の叫び)


リハ室についたとき、ポチの手の中には、パンフレットの束が・・。

(ポチ's データ:来る者拒まず、去る者追わず)


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