2.看護婦・看護士への基礎講座 (3)入試の種別
2001.4加筆・修正


ここでは、入試の種別について、書いてあります。


1)一般入試
:通常通りに、学科試験や面接試験を受けることになります。

※社会人受験生の場合には、以前学校で習った内容とは、カリキュラムが変わっていることがありますので、ご注意を。
(学習指導要領は、何年かごとに変更されていますので。)


2)推薦入試
※推薦入試については、一般入試よりも、2〜3か月程度早い時期に行われます。

※推薦条件は、学校によりさまざまですので、事前によく確認をしておいてください。

@通常の推薦
:高校などからの推薦で受けることになります。

現役(卒後1年くらいまで可の場合あり)が利用できるものなので、社会人受験生には、関係がないことが多いものです。

※学科試験はなく、小論文+面接というパターンが多いようです。


A進学コースへの推薦
その1准看護学校による推薦

:准看護学校での成績がよかった者が利用できるものです。

※それ以前の学校の成績は、関係ありませんので、准看護学校入学後の努力次第ということです。

※学科試験(看護及び専門科目)が課されることもありますが、小論文+面接というパターンも多いようです。


その2長期准看護婦入試(長准入試)
:准看護婦・士としての実務経験が一定年数以上ある場合に利用できる、自己推薦タイプの入試です。

※ちなみに、都立では、実務経験5年以上となっています。

※学科試験(看護及び専門科目)+小論文+面接というパターンが多いようです。

※この制度がない、進学コースの学校もまだ、多くあります。


Bいわゆる病院推薦
:これは、厳密には、推薦入試とは言えないかもしれませんが・・・。

系列病院などの勤務者もしくは内定者が、病院長の推薦状を願書と一緒に提出して受けることになります。

※あくまで、受けるのは一般入試ということが多くなります。
(ですから、推薦状の提出は、必須というわけではありません。)

※他の推薦制度と違い、推薦状の効力のほどは、定かではありません。
(推薦状があっても、不合格になるケースも多いので・・。)


C社会人入試
:これは、自己推薦タイプの入試です。

「社会人」の定義は、学校によって異なります。
年齢で、受験資格があるかどうか、決まってくることが多いようですが・・・。

※准看護学校には、社会人入試は、ほとんどありません。

※小論文+面接というパターンが多いようですが、学科試験が課される所もあります。

※社会人入試での合格枠というのは、人数がかなり少ない場合がほとんどです。

※社会人入試の制度を導入する学校は、年々増えていますので、ガイドブックで、社会人入試なし、となっていても、当該学校に問い合わせてみる必要があると思います。

※社会人入試を受験しようとする場合でも、一般入試も受ける準備はしておきましょう。


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