1.はじめに (1)基本方針

ここでは、看護学校受験ということにこだわらずに、「夢を実現させるためには、どうすればよいのか」ということについて、書いてみたいと思います。

@まず、夢(目標)を持つ
:自分が何をやりたいのかを、はっきりさせるということです。

この場合、大切なことは、「できるか、できないか」ということは、とりあえず、棚上げしておくことです。

また、動機についても、あれこれ、考えないほうがいいと思います。

とにかく、「やりたいかどうか」ということだけに集中してください。


Aその夢(目標)を実現させるための方法を考える
:どうすれば、実現できるのか、という観点からだけ、考えるのがポイントです。

いろいろな障害や問題点が、出てくるとは思います。

でも、それらの中で、どれを克服できれば、実現可能になるのか。
また、そのために、できること、するべきことは、何なのか。

そう考えれば、障害や問題点は、あきらめる理由ではなくて、乗り越えていけばいいもの、になっていきます。


B実行に移す
:あとは、着々と実行に移していくだけです。

この際、「粘り強さ=あきらめない」ということが、重要になってきます。

思ってもみなかったことが起こる場合もあります。
気持ちがぐらつくこともあります。

最終的に、成功することでも、途中経過が必ずしも平坦とは限りません。

例え、立ち止まること(停滞すること)があったとしても、目標だけは、見据えていてください。

そうすれば、また、歩みが再開する日は、やってきます。

※実行していく中で、細かい手段については、いろいろと試行錯誤することは必要になってきます。

 そういう意味では、計画自体は、絶えず更新していくことになります。

 ただ、その場合、変更するのは具体的な手段のみにとどめ、目標そのものは、余程のことがない限り変えないことが大事になってきます。



<TIPS集>

・「人の意見は、あくまで、人の意見」
:周囲の人から、いろいろな意見を聞かされることもあると思います。

 成功した人の意見というのは、とても参考になるものです。

 ただ、あくまで、その人が、その条件で、うまくいったということなので、必ずしも、全てが、あなたに当てはまるという保証は、ありません。

 ですから、100%鵜呑みにするのではなくて、自分なりのアレンジも適宜加えてみてください。
(ただし、非常に参考になるものであることは、間違えありません。)


 それに対して、否定的な意見というものもあります。

 これには、2種類あります。

1)善意から、発せられたと感じられるもの
:この場合は、耳が痛いこともあるかもしれませんが、謙虚に受け止める(感謝する)必要があると思います。

 ただ、最終的に、それを取り入れるかどうかは、自分で判断することだと思います。

2)善意があるとは、感じられないもの
:この場合は、聞き流してください。

 よく知らない人ほど、無責任で断定的な発言をすることがあります。

 でも、だいたいが、その人の思い込みだったりします。
(ちゃんとした、根拠は持っていないか、ごく一部のことを拡大解釈しているか、どちらかだったりします。)

※善意がある場合には、内容はきつくても、表現は概して穏やかなものです。

 仮に、穏やかでなくても、割と素直に聞けるものです。

 そのへんでも、区別がつくと思います。


・「情報は、直接入手が一番」

ある学校のことで、気になること(知りたいこと)がある場合には、直接その学校に、問い合わせるのが、一番確実で、はやいものです。

それと、学校の雰囲気などを知りたければ、他の人の評判というのも役立つでしょうが、自分で見に行くのが、一番よくわかることになると思います。

間接的なものに、なればなるほど、情報の正確さは、あいまいなものになっていくことが多くなります。

ですから、このHPに書いてあることでも、ご自分で、確認してみてくださいね。


・「買わない宝くじは、当たらない」

受験する場合、必ずしも、合格するという保証はありません。
(100%確実というわけには、いかないということです。)

でも、受験しない限り、合格することは、ありえないということは、100%確実なことです。

何かを、行う(チャレンジする)ということには、リスクはつきものです。

ただ、リスクを怖れているだけでは、何もできなくなってしまいます。

また、努力していくことによって、リスクを減らしていくことは可能です。


・「迷ったら積極的に」

「棚からぼたもち」という言葉があります。

でも、棚にぼたもちがあるのなら、落ちてくるのを待つより、自分で取ってきたほうが、はやいんじゃないかと思っています。

せめて、あるかないか位、探ってみてもいいような気がします。

待ちの姿勢よりも、自分のほうから、仕掛けていく。
そのほうが、いろいろとうまくいくことも多いようですし、次の方針も立てやすくなります。


・「信じることから、全てが始まる」

ここでの、信じるというのは、もちろん、「成功することを信じる」ことでもあるのですが、その中心になるのは、「自分を信じる」ということです。

そのことが、本気になるということにつながり、中途半端な妥協をしなくなってきます。

疑心暗鬼でいる場合、なかなか、とことんやる、というところまで行かなかったり、簡単に息切れしやすいように思います。


ただ、受験に踏みこんだ当初は、まだ実績もありませんから、「自分を信じる」と言っても、むずかしいかもしれません。

その場合は、「何か月後かの自分は、成長しているんだ」ということを信じるという感じでも、いいかもしれませんね。


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