裏の裏ページ pochi mania

初めてのメール

ネットデビューを果たした頃、「性同一性障害」という言葉が話題になっていました。

一応、自分なりに調べて、概要は理解できたのですが、イマイチ、わからないことがありました。

当時の自分なりの認識は、「女になりたい男(もしくは、その逆)」というものだったのですが、

単なる好奇心やちょっとした興味で、元に戻れない手術に踏み切れるものなのか?という疑問への答えはみつかっていませんでした。


解説書よりも、当事者の声。
そう思いネット上を捜し歩いていると、あるHPに出会いました。

それは、違和感を抱いた生活から、一歩を踏み出そうとしている人のページでした。

日記が中心になっていましたが、毎日、こまめに更新されていくため、リアルタイムで、追いかけていくことにしました。

毎日毎日、読んでいくと、
「これは、女になりたい男というわけではなさそうだな」と気付いてくることになりました。

例えて言えば、
「間違って、男の体を持って、生まれてきてしまった女性が、女性の体を取り戻そうとしている。」

そうとしか思えなくなってくるんですよね。


大さっぱな説明をしておくと、
心(もしくは、脳)の性別
  と
体の性別
があると思ってみてください。

通常は、それが一致しているわけです。

それが、なんらかの原因で、一致しなかったとしたら、
心と体、どちらの性別が正しい、もしくは従うほうが自然なのでしょうか。

自分が、もし、そのような状況に置かれたとしたら、心の性別のほうを、自分の性別と思うのではないかという気がします。

ただ、ここで言っている、心の性別というのは、思い込みや性格的な問題、育ってきた環境、などから生じてきたものは含めずに考えてみてください。



「性同一性障害」というものを誤解していたなあ、という気持ちと、それに気づかせてもらえてありがとうございます。

そういう内容のメールを、HPの作者宛てに出しました。
それは、自分にとって、初めてのメールでした。

その頃は、HPの作者=有名人、みたいな思いがありましたから、返事がくるなんて、全然思っていませんでした。

それが、次の日には、返事が来ていたんですよね。
なんだか、すごく、うれしかったのを、今でも覚えています。

だから、自分のHPを持った今、いただいたメールには、できるだけ早く返事を書こうと思っています。


その方とは、何度かメールのやりとりをしていましたが、やがて、HPが閉鎖されることになりました。

「もう、普通の女性としての生活を送っているので、このHPは、今の私には、必要がなくなりました。」

寂しい気持ちもありましたが、その気持ちを大事にしたいと思いました。

だから、もうメールのやり取りは、一切、していません。
生まれ変わった人に、生まれ変わる前の関わりは、邪魔になるだけのような気がしましたから。


ただ、自分のHPを作るときには、その方のHPを参考にさせてもらいました。

画像などは、多用せずに、内容(文章)で、見に来ていただく。
フレームは使わない。
一部のブラウザにしか対応していないページは作らない。

あと、背景色は、そのまま、いただきました。
それと、前述のように、メールの返事はすぐに出すことも。

一応、勝手に、今でも「HPの師匠」だと思っています。


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