超苦手克服講座 英語編
導入編
9.付加疑問文、感嘆文
付加疑問文
付加疑問文というのは、「〜ですね?」と、わかっていることに対して、念をおすような場合に使います。
どういう形になるのかは、パターンが決まっていますが、あえて、説明は、後まわしにします。
例文を見比べてもらえれば、わかると思いますので・・・。
@It is fine today, isn't it ?
AHe can speak English, can't he ?
BYour mother likes a cat, doesn't she ?
CThe boys aren't Americans, are they ?
DYou don't drive a car, do you ?
どうでしたか?
一応、簡単に説明すると、カンマ(,)のすぐ後ろは、
前半の文が、肯定文なら、ここでは、否定文に、
前半の文が、否定文なら、ここでは、肯定文に、します。
最後の部分は、前半の文の主語を、代名詞にしたものが、くることになります。
(もともとの主語が、代名詞になっている場合は、そのまま使います。)
ちなみに、それぞれの訳は、
@「今日は、いい天気ですよね。」
A「彼は、英語を話すことができますよね。」
B「あなたのお母さんは、ネコが好きですよね。」
C「その少年たちは、アメリカ人ではないですよね。」
D「あなたは、車を運転しませんよね。」
と、なります。
例外としては、次の2つがあります。
(1)通常の命令文では、「will you ?」を必ず使います。
訳は、あえて、付加疑問文にしなくても、かわまないと思います。
(ちょっと、無理がありますので・・・。)
気持ちとしては、少し丁寧な感じになるんですけれどね。
Open tha window, will you ?
「窓を開けなさい。」「窓を開けてもらえるかな。」etc
(2)Let'sの場合には、「shall we ?」を必ず使います。
これも、丁寧な感じが含まれているというと、覚えておいてもらえれば、いいと思います。
Let's go shopping, shall we ?
「買い物に行きましょう。」「買い物に行きませんか。」
感嘆文
感嘆文というのは、「すごいなあ」という感じに驚いた場合に使う表現です。
(※現在は、中学範囲ではないのですが、昔は中学範囲でした。そのため、准看入試などでは、出題される可能性が、ないとは言えないので、ここで、取り上げることにしました。)
パターンは、2つだけです。(しかも、例外は、ありません。)
「What 〜 !」
「How 〜 !」
となり、「なんて〜なんだ」と訳せば、OKです。
What、Howは疑問詞としても、使われますが、文末が、「!」となるのは、感嘆文の場合だけですから、見分けるのは、それこそ簡単です。
ただ、感嘆文というのは、語順が、ちょっと特殊な感じなので、「整序英作文(単語を並び換える問題)」で狙われることが、比較的多くなると思います。
で、「What 〜 !」と「How 〜 !」とでは、何が違うのか、というと、
数えられるものに対して驚く場合には、「What 〜 !」
数えられないものに対して驚く場合には、「How 〜 !」
を使います。
具体例をあげると、
「なんて、きれいなんだ、この花は。」→「きれい」:数えられない
「なんて、きれいな花なんだ、これは。」→「きれいな花」:数えられる
How beautiful this flower is !
What a beautiful flower this is !
次のような例では、ちょっと、注意が必要です。
「なんて、速いんだ、彼が走るのは。」→「速い」:数えられない
というような場合、数えられるパターンの文は、
「なんて、速いランナー(走者)なんだ、彼は。」となります。
How fast he runs !
What a fast runner he is !
ちなみに、Whatの後ろは、「a」がくることが多いのですが、いつも、そうだとは限りません。
「なんて、かわいいんだ、これらの犬は。」→「かわいい」:数えられない
「なんて、かわいい犬(たち)なんだ、これらは。」→「かわいい犬(たち)」:数えられる
How pretty these dogs are !
What pretty dogs these are !
感嘆文が、なんとなく、わかりにくいと思う場合には、とりあえず、上から、4つめまでの、英文を、(訳も含めて)まるごと暗記しておけば、それだけでも、なんとかなると思います。
まとめ
@付加疑問文は、「〜ですね」で、基本パターンと例外が2つ。
A感嘆文は、「What 〜 !」と「How 〜 !」で、「なんて〜なんだ」
B感嘆文は、語順が重要。
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